今年の桜花賞は1着スターズオンアースから10着ナミュールまで0.3秒差。強い馬が10頭揃っている世代というよりも、どんぐりの背比べで団子状態で信頼度は決して高くない。そうなると激走候補は別路線から…?
第二重賞の有力馬診断とは
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オークスの有力馬診断
※印は[★激走候補~△有力~▽軽視~―無印」を表します
△スターズオンアース(ルメール)
▽ウォーターナビレラ(武豊)
△サークルオブライフ(デムーロ)
▽ピンハイ(高倉)
桜花賞での権利獲得組4頭。
スターズオンアースとウォーターナビレラとサークルオブライフはいずれも馬体重470キロ台でレースを使っていた馬で、つまりは馬体重的にはオークスよりも桜花賞寄りの適性の持ち主と分類できます。ただし、別に大型馬というワケでもありませんのでこれだけを以て軽視というのは到底できませんが、他に付け入る隙があるという見方はできると思います。
また、昨年の桜花賞はノーザンファーム生産馬が7着まで上位独占で、その上位馬は(オークスこそ大分崩れましたが)その後もキチンと活躍を見せるに至っていますが、今年の桜花賞はノーザンファーム生産馬が総崩れで非ノーザンファーム生産馬が掲示板独占(内4頭は日高産)という異例の決着でした。
今の日本競馬は一強体制のノーザンファームが牽引していると言っても過言ではない状況で、その“一企業”の好不調次第でトップ戦線における全体の世代レベルという大枠についてもダイレクトに上下するという仕組みになっています(と考えています)。
その上で、そういう偏った決着の背景については、ノーザンファーム勢を抑えて非ノーザンファーム勢が躍進して一線級の活躍馬を多数生み出したというよりも、ノーザンファーム勢が不振だったからこそ非ノーザンファーム勢の準一線級の馬でも活躍の余地が大きかったという考え方の方が自然で合点がいくはずです(全体のレベルが下がったからこそ起きた事象)。
その類推を含む部分以外の事実の部分でも、前日の阪神牝馬Sとの比較で(結構ペース差などの要因も大きいですが)桜花賞の方が時計1つ以上高速決着になるのが通常ですが、今年は桜花賞の方が速い時計が出るペースながらも阪神牝馬Sよりも劣る決着時計でした。また、桜花賞と言えば昨年は上位4頭が5着以下を突き放す決着でしたが、世代の頂点を決するレースだけにそういう着差がハッキリとした決着になりがちなレースです。それが今年は1着スターズオンアースから10着ナミュールまで0.3秒差で、特に7着ベルクレスタまでは進路取り一つで全然違う着順結果が出ていてもおかしくないレースでした。
常識的に考えれば、強い馬が10頭揃っている世代というよりも、どんぐりの背比べで団子状態で10頭ひしめきあっていると考える方が自然です。
以上のことから、今年の桜花賞上位勢は決して盤石な存在とは考え辛く、ただでさえギャップが大きいオークスに向けては信頼度は決して高くないだろうと見ます。
個々の馬について検討すると、まずスターズオンアースは…
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