高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(24/12/14.12/15)


【土曜中京9R 中京2歳S】
★アメリカンステージ(牡 2022 父Into Mischief 母父Warrior's Reward)
◎成績:[3.2.1.0]
◎牝系:FNo.7(地力系)~母Bonita Mia、兄弟Super Chow(トムフールH)、近親Miss Linda(セレクシオン大賞)、Mr. Nancho(パレルモ大賞)、Miss Match(セレクシオン大賞)、Carina Mia(エイコーンS)、Lord Nelson(サンタアニタスプリントCS)、サンカルパ(セレクシオンデポトランカス大賞)、Misia Nena(タンテオデポトランカス賞)、La Limenita(イグナシオF.コレアス夫妻大賞)、Raven Master(ブエノスアイレスジョッキークラブ賞)、Mister Tin(イタリア賞連覇)
◎コメント:指数は上々。米血的にもFN的にも溜めて斬れる脚はないが、芝でもハナ切って指数通りに。

【土曜中山11R ターコイズS(G3)】
★アルジーヌ(牝 2020 父ロードカナロア 母父ディープインパクト)
◎成績:[6.2.1.2]~ターコイズS(G3)
◎牝系:FNo.12-d(地力系)~母キャトルフィーユ(クイーンS)、近親ワンフォーローズ(メイプルリーフS)、レディアルバローザ(中山牝馬S)、エンジェルフェイス(フラワーC)、オールフォーラヴ(忘レナ草賞)、ロードレゼル(青葉賞2着)、ロードアルバータ(プリンシパルS3着)、クランフォード
◎コメント:指数は平凡。マイル向きのスピードと斬れ味はないが、淀みない流れの消耗戦で地力をフル活用。

【日曜中山11R ディセンバーS】
★エコロヴァルツ(牡 2021 父ブラックタイド 母父キングカメハメハ)
◎成績:[3.1.1.4]
◎牝系:FNo.1-n(地力系)~母プティプランセス、近親Sir Winston(ベルモントS)、Southern Arrow(伊2000ギニー)、One Timer(フランクリンシンプソンS)、Masake(ハニームーンH)、La Gran Bailadora(ケンタッキーCディスタフS)、Shanghai(フアンキャビエルスメラ賞)、ヴェントヴォーチェ(キーンランドC)、Woolloomooloo(ダンススマートリーH)
◎コメント:指数はボチボチ。内枠&淀みない流れを利して好位で折り合って素質の高さをフル活用。

【日曜京都11R 朝日杯フューチュリティS(G1)】
★アドマイヤズーム(牡 2022 父モーリス 母父ハーツクライ)
◎成績:[2.0.0.1]~朝日杯FS(G1)
◎牝系:FNo.4-g(バランス系)~母ダイワズーム(スイートピーS)、兄弟ダノンブレット、近親Strategic Maneuver(スピナウェイS)、Cat Fighter(ラカニャーダS)、Delosvientos(ブルックリンH)、Ishiguru(フライングファイブ)、ストームセイコー(新潟JS)、Shumoos(サイレニアS)、Jennifer Lynnette(ロイヤルノースS)、Above the Rest(チップチェイスS)、ハートビートソング(ベテルギウスS)、ライズゾーン(東京湾C)、フォルナリーナ(4牝特西3着)、フタイテンロック(シリウスS3着)
◎コメント:高指数。未勝利勝ちの相手は弱かったが、程良い荒れ馬場で持ち味の渋太さをフル活用して指数的にも本領発揮。


【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。


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