高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(24/11/30.12/1)
【土曜京都11R チャレンジC(G3)】
★ラヴェル(牝 2020 父キタサンブラック 母父ダイワメジャー)
◎成績:[3.1.0.9]~アルテミスS(G3)、チャレンジC(G3)
◎牝系:FNo.7-d(地力系)~母サンブルエミューズ(フェアリーS3着)、兄弟ナミュール(マイルCS)、ヴェスターヴァルト(ファルコンS3着)、近親キョウエイマーチ(桜花賞)、マルシュロレーヌ(BCディスタフ)、バーデンヴァイラー(マーキュリーC)、トライアンフマーチ(皐月賞2着)、アヴニールマルシェ(東スポ杯2歳S2着)、サンブルエミューズ(フェアリーS3着)
◎コメント:指数はイマイチ。7号族地力牝系なら早熟ではなく、前走女王杯2着がフロックでないことを証明。
【土曜中山11R ステイヤーズS(G2)】
★シュヴァリエローズ(牡 2018 父ディープインパクト 母父Sevres Rose)
◎成績:[5.5.2.19]~京都大賞典(G2)、ステイヤーズS(G2)
◎牝系:FNo.7-c(地力系)~母ヴィアンローズ(ノネット賞)、兄弟アジュールローズ(プリンシパルS)、ローズミラクル(韋駄天S3着)、近親Sumbal(グレフュール賞)、Lilac Road(ミドルトンフィリーズS)、Fang(パン賞連覇)、ジュビリーヘッド(カーバンクルS)
◎コメント:指数はイマイチ。7号族地力牝系なら早熟ではなく、前走京都大賞典勝ちがフロックでないことを証明。
【日曜京都11R ギャラクシーH】
★アルファマム(牝 2019 父マジェスティックウォリアー 母父フジキセキ)
◎成績:[7.2.2.12]
◎牝系:FNo.4-m(バランス系)~母ダイオプサイド、近親ミリオンベル(シリウスS2着)、アンフィトリオン(オパールS)
◎コメント:指数はイマイチ。テイエムリステットの参戦で流れが向き、1年ぶりの美酒。
【日曜中京11R チャンピオンズC(G1)】
★レモンポップ(牡 2018 父Lemon Drop Kid 母父Giant's Causeway)
◎成績:[13.3.0.2]~フェブラリーS(G1)、南部杯(Jpn1)(2回)、チャンピオンズC(G1)(2回)、さきたま杯(G1)、根岸S(G3)
◎牝系:FNo.2-d(極軽系)~母Unreachable、近親デインヒル(英スプリントC)、Eagle Eyed(アーリントンクラシックS)、Dundonnell(港スプリントC)、Harpia(シャーリージョーンズH)、Shibboleth(クライティリオンS)、Verbal(セシルB.デミルS)
◎コメント:指数はまずまず。能力の衰えと馬場軽化のバランスが絶妙で、綺麗に昨年の再現VTR。
【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。