高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(24/11/23.24)


【土曜東京9R カトレアS】
★ナチュラルライズ(牡 2022 父キズナ 母父Distorted Humor)
◎成績:[2.0.0.0]
◎牝系:FNo.23-b(極軽系)~母レディマドンナ、近親J. B.'s Thunder&Carpe Diem(ブリーダーズFS)、Farrell(ゴールデンロッドS)
◎コメント:指数はボチボチ。1Rとはコース状態の差があるとみなしたが、他の有力馬の駄乗もあり、掛かり気味に外を回しても押し切れた。

【土曜京都11R 京都2歳S(G3)】
★エリキング(牡 2022 父キズナ 母父High Chaparral)
◎成績:[3.0.0.0]~京都2歳S(G3)
◎牝系:FNo.1-s(地力系)~母ヤングスター(クイーンズランドオークス)、近親User Friendly(英・愛オークス、英セントレジャーS)、ファンスター(フライトステークス)、Tofane(オールエイジドS)、No Compromise(ザメトロポリタン)、Downtown(ギブサンクスS)、Nadette(ウィルシャーA)、エリキング(野路菊S)、ステラモナーク(菊水賞)
◎コメント:指数はボチボチ。内が荒れた馬場の恩恵もあり、好位外目の横綱競馬で力強く抜け出した。

【日曜東京12R ジャパンC(G1)】
★ドウデュース(牡 2019 父ハーツクライ 母父Vindication)
◎成績:[8.1.1.6]~ダービー(G1)、有馬記念(G1)、天皇賞(秋)(G1)、JC(G1)、朝日杯FS(G1)、京都記念(G2)
◎牝系:FNo.3-d(極軽系)~母ダストアンドダイヤモンズ(ギャラントブルームH)、近親Sand Springs(ダイアナH)
◎コメント:指数はボチボチ。秋天以上のドスローの瞬発力勝負になり、ケツから大外を捲り上げるロスの多い競馬でも押し切れた。

【日曜京都12R 京阪杯(G3)】
★ビッグシーザー(牡 2020 父ビッグアーサー 母父Tale of Ekati)
◎成績:[7.2.3.6]~京阪杯(G3)
◎牝系:FNo.8-h(極軽系)~母アンナペレンナ、兄弟ビッグドリーム(中京2歳S)、近親Halfbridled(BCジュヴェナイルフィリーズ)、Mshawish(ガルフストリームパークターフH)、Lu Ravi(コティリオンH)、At the Half(ゴールデンロッドS)、Ballet Dancing(サンタアナS)、Abeliefinthislivin(カナディアンダービー)、メテオロロジスト(佐賀記念)
◎コメント:指数は平凡。当コースらしい緩い流れの分、外が有利なコース状態でも内枠が上位を独占。


【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。


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