高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(24/9/28.29)
【土曜中山9R 芙蓉S】
★ジェットマグナム(牡 2022 父ヘンリーバローズ 母父ルーラーシップ)
◎成績:[2.0.0.1]
◎牝系:FNo.1-l(地力系)~母ビビットオレンジ、近親ヴィクトリー(皐月賞)、リンカーン(阪神大賞典)、アドミラブル(青葉賞)、アリストテレス(AJCC)、イクスプロージョン(関越S)、ジェラシー(スイートピーS)、グローリアスデイズ(フローラS2着)、エトワール(ターコイズS2着)、アールドヴィーヴル(クイーンC2着)、フアナ(フローラS3着)
◎コメント:指数はイマイチ。新馬勝ちの指数が出色で、心房細動明けも立ち直って順当に。
【土曜中京11R シリウスS(G3)】
★ハギノアレグリアス(牡 2017 父キズナ 母父ジェネラス)
◎成績:[8.4.2.6]~シリウスS(G3)(連覇)
◎牝系:FNo.9-c(バランス系)~母タニノカリス、兄弟タニノエポレット(ダイヤモンドS3着)、近親タニノギムレット(ダービー)、Kingpost(ジムビームS)、ローズジュレップ(兵庫ジュニアGP)、タニノスイセイ(朝日CC)、Cool Arrow(スマイルスプリントS)、タニノクリスタル(アネモネS)、タニノエタニティ(ダイヤモンドS3着)、タニノウィンザー(九州記念)
◎コメント:指数は平凡。力馬場&Hペースの消耗戦が不向きな極軽系FNの2着馬をナタ斬れで一蹴。
【日曜中京11R ポートアイランドS】
★アスクコンナモンダ(牡 2019 父ダイワメジャー 母父Monsun)
◎成績:[5.3.2.7]
◎牝系:FNo.7-f(地力系)~母アンナモンダ(ヴィットーリオディカープア賞)、兄弟リリエンタール(札幌日経OP3着)、近親Adayar(英ダービー、キングジョージ)、アーヴェイ(フラワーボウル招待S)、Helmet(コーフィールドギニー)、Epaulette(ドゥーンベン10000)、National Defense(ジャンリュックラガルデール賞)、Tuvalu(トゥーラックH)、ガンコ(日経賞)、ラブリイユアアイズ(クローバー賞)、マックスレジェンド(知床賞)、モダスオペランディ(だるま夕日賞)
◎コメント:指数はイマイチ。渋い馬場&淀みない流れの消耗戦で、地力がイキイキ。
【日曜中山11R スプリンターズS(G1)】
★ルガル(牡 2020 父ドゥラメンテ 母父New Approach)
◎成績:[4.4.1.4]~シルクロードS(G3)
◎牝系:FNo.20(極軽系)~母アタブ、近親East of the Moon(仏1000ギニー、仏オークス)、Alpha Centauri(愛1000ギニー)、Alpine Star(コロネーションS)、Discoveries(モイグレアスタッドS)、Moon Driver(アランベール賞)、Evasive(ホーリスヒルS)、Captain Cook(JRAC)、Molatham(ジャージーC)
◎コメント:指数はイマイチ。高速レースは歓迎で、流れに乗って早目に抜け出し、なだれ込んだ。
【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。