高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(24/9/7.8)


【土曜中京11R エニフS】
★エンペラーワケア(牡 2020 父ロードカナロア 母父Curlin)
◎成績:[6.2.0.1]~根岸S(G3)
◎牝系:FNo.23(極軽系)~母カラズマッチポイント、兄弟サンライズラポール(吾妻小富士S2着)、近親Jewel Princess(BCディスタフ)、Dancing Rags(アルシバイアディーズS)、My Princess Jess(レイクジョージS)、Coup de Grace(アムステルダムS)、El Caballo(E. R. ブラッドリー大佐H)
◎コメント:指数はイマイチ。ポンは利くが、鹿毛の巨漢で夏場の休み明けは厳しく、59キロ背負って辛勝に。

【土曜中山11R 紫苑S(G3)】
★クリスマスパレード(牝 2021 父キタサンブラック 母父Blame)
◎成績:[3.0.0.2]~紫苑S(G3)
◎牝系:FNo.2-n(極軽系)~母ミスエリカ、兄弟ミスヨコハマ(すずらん賞3着)、近親Soldat(ファウンテンオブユースS)、ムレイニー(ダッチェスS)、カンムル(戸塚記念)
◎コメント:指数は優秀。2号族極軽系らしく軽馬場は歓迎で、イケズな有力馬を尻目に押し切った。

【日曜中京11R セントウルS(G2)】
★トウシンマカオ(牡 2019 父ビッグアーサー 母父スペシャルウィーク)
◎成績:[7.1.2.9]~セントウルS(G2)、京阪杯(G3)(2回)、オーシャンS(G3)
◎牝系:FNo.4-i(バランス系)~母ユキノマーメイド、兄弟ベステンダンク(マイラーズC2着)、近親Iktamal(スプリントC)、Rockamundo(アーカンソーダービー)、First Magnitude(コンセイユドパリ賞)、Conquest(ジムクラックS)、Above Average(ベット365クラシックトライアル)、Sent from Heaven(プレスティジS)
◎コメント:指数はイマイチ。鬼門の中京コースだが、連続開催で時計も速過ぎず、外枠から持ち味のナタ斬れさく裂。

【日曜中山11R 京成杯オータムH(G3)】
★アスコリピチェーノ(牝 2021 父ダイワメジャー 母父Danehill Dancer)
◎成績:[4.2.0.0]~阪神JF(G1)、新潟2歳S(G3)、京成杯AH(G3)
◎牝系:FNo.9-b(バランス系)~母アスコルティ、兄弟アスコルターレ(マーガレットS)、近親Henrythenavigator(英・愛2000ギニー)、Magician(愛2000ギニー、BCターフ) 、Sequoyah(モイグレアスタッドS)、リッスン(フィリーズマイル)、ファッショニスタ(JBCレディスクラシック)、タッチングスピーチ(ローズS)、The Cliffsofmoher(ムーアズブリッジS)、Masteroffoxhounds(サンマルコスS)、ムーヴザワールド(東スポ杯2歳S3着)、サトノルークス(すみれS)、コンバスチョン(ヒヤシンスS)
◎コメント:指数は上々。淀みない流れと能力の高さで、開幕週でも外差しを楽々と決めた。


【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。


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