高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(23/5/20.21)
【土曜京都11R 平安S(G3)】
★グロリアムンディ(牡 2018 父キングカメハメハ 母父Blu Air Force)
◎成績:[7.3.1.6]~ダイオライト記念(G2)、平安S(G3)
◎牝系:FNo.8-i(極軽系)~母ベットーレ(カルロキエザ賞)、兄弟ナイントゥファイブ(フィリーズR3着)
◎コメント:指数は平凡。本来不向きな上がりを要する消耗戦になったが、早目抜け出しで完勝。
【土曜東京11R メイS】
★サクラトゥジュール(牡 2017 父ネオユニヴァース 母父シンボリクリスエス)
◎成績:[5.7.1.8]
◎牝系:FNo.16-a(地力系)~母サクラレーヌ、近親サクラプレジデント(札幌記念)、サクラヴィクトリア(関東オークス)、ラッキードリーム(JBC2歳優駿)、サクラナミキオー(エイプリルS)、サクラアルディート(福島テレビOP)、サクラボールド(丹頂S3着)、サクラインザスカイ(トレノ賞)、カプリフレイバー(優駿スプリント)
◎コメント:指数は上々。本来不向きなだだっ広い府中でも、内枠をフル活用して折り合って抜け出す。
【日曜京都10R 鳳雛S】
★エクロジャイト(牡 2020 父ヘニーヒューズ 母父キングカメハメハ)
◎成績:[3.0.2.1]
◎牝系:FNo.16-c(地力系)~母オージャイト、近親サナシオン(東京ハイJ)、グリーンポーラ(カルヴァドス賞)、ケープリズバーン(TCK女王盃)、ガイヤースヴェルト(毎日杯2着)、ジェダイト(忘レナ草賞)
◎コメント:指数は水準。妙に時計を要するコース状態を利して、スローで逃げ切った。
【日曜東京11R オークス(G1)】
★リバティアイランド(2020 牝 父ドゥラメンテ 母父ドゥラメンテ)
◎成績:[4.1.0.0]~桜花賞(G1)、オークス(G1)、阪神JF(G1)
◎牝系:FNo.5-h(地力系)~母ヤンキーローズ(サイアーズプロデュースS)、兄弟ロムネヤ、近親Condessa(ヨークシャーオークス)、Tout Seul(デュハーストS)、Redoute's Dancer(新ダービー)、シンボリグラン(CBC賞)、ビコーペガサスセントウルS)、イーストミー(ゴールドウィング賞)、ハードインパルス(尾張名古屋杯)
◎コメント:指数は上々。スムーズに流れに乗って直線アッサリと抜け出し、桜花賞から指数を上げて6馬身差。
【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。