高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(23/3/25.26)


【土曜阪神11R 毎日杯(G3)】
★シーズンリッチ(牡 2020 父ドゥラメンテ 母父ハーツクライ)
◎成績:[2.0.0.3]~毎日杯(G3)
◎牝系:FNo.3-h(極軽系)~母エバーシャルマン(紫苑S3着)、近親ラシャルマンテ(ポージャデポトランカス賞)、The Wiz(カレーラ馬主協会賞)、The Talisman(フォルトゥナートノバーラ賞)
◎コメント:指数は平凡。良馬場は何よりで、未勝利勝ちの才気が蘇ったが、相手(の駄乗)に恵まれた。

【土曜中山11R 日経賞(G2)】
★タイトルホルダー(牡 2018 父ドゥラメンテ 母父Motivator)
◎成績:[7.2.0.8]~菊花賞(G1)、天皇賞春(G1)、宝塚記念(G1)、弥生賞(G2)、日経賞(G2)(2回)
◎牝系:FNo.9-c(バランス系)~母メーヴェ(丹頂S)、兄弟メロディーレーン
◎コメント:指数は優秀。昨年は持ち味を殺したドスローの逃げで辛勝だったが、今年はビシッと逃げて圧勝。

【日曜中山11R マーチS(G3)】
★ハヤブサナンデクン(牡 2016 父ゴールドアリュール 母父クロフネ)
◎成績:[6.4.5.6]~マーチS(G3)
◎牝系:FNo.16-h(地力系)~母ホワイトクルーザー、近親サンビスタ(チャンピオンズC、JBCレディスクラシック)、メイショウダッサイ(中山大障害、中山グランドJ)、ホワイトカーニバル(フェアリーS)、スマートアヴァロン(根岸S3着)、インタータイムリー(大阿蘇大賞典)、ピンクドッグウッド(東京2歳優駿牝馬)、テイエムシシオー(新涼賞)
◎コメント:指数は水準。ラスト1fを要した分、むしろ地力系FNの持ち味をフル活用できた。

【日曜中京11R 高松宮記念(G1)】
★ファストフォース(牡 2016 父ロードカナロア 母父サクラバクシンオー)
◎成績:[7.5.1.16]~高松宮記念(G1)、CBC賞(G3)
◎牝系:FNo.9-e(バランス系)~母ラッシュライフ(函館2歳S2着)、兄弟アデイインザライフ(新潟記念)、近親リトルアマポーラ(女王杯)、バアゼルリバー(阪神SJ)、ルイジアナピット(阪神牝特)、ダイカツリュウセイ(新潟3歳S)、メイショウナルト(小倉記念)、エピカリス(北海道2歳優駿)、ラブフール(クイーンS2着)、シングルアップ(フェニックス賞)
◎コメント:指数は上々。昨年9着も僅差で、当時から差す脚が出て自在性が増した。


【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。


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