高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(23/1/28.29)


【土曜東京10R クロッカスS】
★ヤクシマ(牡 2020 父Havana Grey 母父Compton Place)
◎成績:[1.0.2.2]
◎牝系:FNo.10-c(極軽系)~母Satsuma、兄弟Good Vibes(コーンウォリスS)、近親Chancellor(ロイヤルホイップS)、Age of Chivalry(バリーオーガンS)
◎コメント:指数はまずまず。字面は欧血コテコテでも、10号族極軽系らしく、高速レース(上がり)向き。

【土曜東京11R 白富士S】
★サリエラ(牝 2019 父ディープインパクト 母父Lomitas)
◎成績:[3.1.0.0]
◎牝系:FNo.16-c(地力系)~母サロミナ(独オークス)、兄弟サリオス(朝日杯FS)、サラキア(府中牝馬S)、サロニカ(エルフィンS)、近親Serienholde(独オークス)、シュネルマイスター(NHKマイルC)、Sweet Wake(メルセデスベンツ賞)、Saldenschwinge(独シュトゥーテン賞)、Saldentigerin(バーデンビュルテンベルクT)、Serienhoehe(モーリスラクロアT)
◎コメント:指数は水準。地力系FNでありながら、高速上がりで差し切って指数以上の強さ。

【日曜中京11R シルクロードS(G3)】
★ナムラクレア(牝 2019 父ミッキーアイル 母父Storm Cat)
◎成績:[4.2.3.2]~小倉2歳S(G3)、函館SS(G3)、シルクロードS(G3)
◎牝系:FNo.2-d(極軽系)~母サンクイーン、兄弟ナムラムツゴロー(日本海スプリント)、近親バゴ(凱旋門賞)、Senga(仏オークス)、Coup de Genie(サラマンドル賞)、Denebola(マルセルブサック賞)、Emollient(アメリカンオークス)、Maxios(ムーランドロンシャン賞)、Pista(パークヒルS)、Babylone(マルレ賞)、Raclette(マルレ賞)、Laurel River(パットオブライエンS)、FLoving Kindness(カブール賞)、ファンディーナ(フラワーC)、マカオンドール(京都新聞杯2着)
◎コメント:指数は水準。攻め馬の動き一息でも、道中内目で脚を溜められて、持ち味の極軽な斬れを発揮。

【日曜東京11R 根岸S(G3)】
★レモンポップ(牡 2018 父Lemon Drop Kid 母父Giant's Causeway)
◎成績:[7.3.0.0]~根岸S(G3)
◎牝系:FNo.2-d(極軽系)~母Unreachable、近親デインヒル(英スプリントC)、Eagle Eyed(アーリントンクラシックS)、Dundonnell(港スプリントC)、Harpia(シャーリージョーンズH)、Shibboleth(クライティリオンS)、Verbal(セシルB.デミルS)
◎コメント:高指数。硬質極軽血統から力馬場は不向きだが、自らの能力でスピード勝負に持ち込んで圧倒。


【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。


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