高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(21/2/20.21)


【土曜阪神11R 京都牝馬S(G3)】
★イベリス(牝 2016 父ロードカナロア 母父ボストンハーバー)
◎成績:[4.0.3.11]~アーリントンC(G3)、京都牝馬S(G3)
◎牝系:FNo.3-c(極軽系)~母セレブラール、兄弟ベルカント(フィリーズR)、エレウ゛ァート、近親Olympic Glory(QE2S)、Amaranda(クイーンメアリーS)、Wootton Rivers(グイドベラルデリ賞)、Paddy O'Reilly(ラパインフューネラルスイータスターC)、Wowee(SAフィリーズクラシック)
◎コメント:指数はイマイチ。軽馬場でハナを切り、前走くらい走れば押し切って当然の相手。

【土曜東京11R ダイヤモンドS(G3)】
★グロンディオーズ(牡 2015 父ルーラーシップ 母父サンデーサイレンス)
◎成績:[5.1.1.3]~ダイヤモンドS(G3)
◎牝系:FNo.16-a(地力系)~母シェリール、兄弟ムスカテール(目黒記念)、近親Winged Love(愛ダービー)、Fidelite(サンタラリ賞)、ダイワカーリアン(札幌記念)、Kindergarten(オマール賞)、アドマイヤビッグ(東スポ杯2歳S)、Gorbachev(ウェリントンC)
◎コメント:指数は上々。540キロの巨漢で長距離適性を疑問視したが、ロスのない立ち回りで克服。

【日曜小倉11R 小倉大賞典(G3)】
★テリトーリアル(牡 2014 父Teofilo 母父Street Cry)
◎成績:[8.5.6.13]~小倉大賞典(G3)
◎牝系:FNo.12-c(地力系)~母兄弟近親シュウ゛ァルグラン(JC)、ウ゛ィブロス(秋華賞、ドバイターフ)、Mezzo Soprano(ウ゛ェルメイユ賞)、ウ゛ィルシーナ(ウ゛ィクトリアM連覇)、Strathspey(マルレ賞)、Claremont(リス賞)、フレールジャック(ラジオNIKKEI賞)、マーティンボロ(中日新聞杯)、ブラウ゛ァス(新潟記念)
◎コメント:指数は上々。小回り&淀みない流れに乗って、持ち味の渋太さをフル活用。

【日曜東京11R フェブラリーS(G1)】
★カフェファラオ(牡 2017 父American Pharoah 母父More Than Ready)
◎成績:[5.0.0.2]~フェブラリーS(G1)、ユニコーンS(G3)、シリウスS(G3)
◎牝系:FNo.1-k(地力系)~母Mary's Follies(ミセスリウ゛ィアS)、兄弟Regal Glory(レイクプラシッドS)、Night Prowler(トランシルバニアS)
◎コメント:指数は優秀。内枠も怯まず先行&抜け出す完勝で、好血に相応しい指数の裏付けを得た。


【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。


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