倉本匠馬「皐月賞の回顧・特別対談」


対談参加者
ア→アシスタント
スーパー→スーパー未勝利
倉→倉本匠馬

皐月賞回顧対談
注目ポイント
@スーパー未勝利・アンタレスS、三連複38510円的中秘話とは!?
Aクラシック終了!ダービーの狙い馬とは?
Bクラシックにおける騎手の重要性について解説

ア:さて、先週の日曜日は牡馬クラシック第一弾の皐月賞が行われました。69年ぶりに牝馬が制する皐月賞になるのでは、と期待の声が上がり単勝オッズも圧倒的な1番人気に支持されたファンディーナ。レースでは7着に敗れる大波乱となりました。今回も倉本さんとスーパー未勝利さん2人にそれぞれ皐月賞を回顧して頂きたいと思います。
一同:よろしくお願いします。

ア:その前に、まずは先週と言えばスーパー未勝利さんでしょう。アンタレスSでの三連複38510円の的中お見事でした!
スーパー:上手くいきましたね。個人的には2着にロワジャルダンだと更においしい馬券となりましたが、配当的にも満足しています。

ア:◎モルトベーネから8番人気の▲ロワジャルダンは素晴らしい予想で感動しました。ゴール前は4着馬とギリギリのレースで力が入りましたが、完璧な予想でした。
スーパー:もちろん、グレンツェントが馬券を外す可能性がある前提として予想していたので、思い通りの予想が出来たと思います。やはり、グレンツェントは父ネオユニヴァースがネック。このレースは何度もこの血統が期待を裏切っていますから、重い斤量と休み明けとなれば十分に考えられる結果だったと思います。

倉:1000m通過が61.2秒。ペースも緩く、馬場状態も想像以上に早い時計が出ていたので、中団やや前にいたモルトベーネにとっては最高のレースでしたね。また、ロワジャルダンは得意のインペタ。2着のロンドンタウンも思った以上に前目のポジションで、個人的には真逆の展開予想になってしまい.....。
スーパー:やはり、モルトベーネはこのポジションが勝ちに繋がったと思います。ロワジャルダンに関しては昨年も◎にしたように、このコースは条件として抜群。さらに内枠で浜中騎手となればインで一発狙うのは読み通りでした。直線は『前が開け!』と念じていましたが、何とか差してきましたね(笑)

ア:確かにショウナンアポロンやモンドクラッセがいる割にペースが緩んだようにも見えます。グレンツェントは条件が替わればまた違った結果を残せそうですね。また、スーパー未勝利さんは土曜日福島12レースでも三連複29010円の高配当をゲット。ノリに乗ってる一週間でした。
スーパー:ただ、土曜日の福島最終は馬券が上手く買えてなかったようで、大損しました......。それでも、良い成績を残せた点は素直に喜びたいと思います。

ア:今週は一週間のG1中休みとなりますが、引き続きスーパー未勝利さんの予想には注目したいと思います。では、ここから本題に入りましょう。皐月賞はアルアインが制するレースとなりました。お二方は今年のレースをどのように見ておられますでしょうか。
倉:芝を刈った影響か、想像以上に高速馬場へ変貌。まさか、皐月賞レコードが出る状態まで馬場が良くなるとは読めなかったですね.....。週半ばは雨予報もあったので、余計に予想が難しくなった印象です。
スーパー:スピードが求められる馬場状態になりましたね。その上、坂を超える馬力も必要なレースに。正直言って、先週の対談時点では考えられない状況になったことは確かです。

ア:そうですね。土曜日の芝のレースを見て時計の早さに愕然としました。そして、ここでアルアインとは......。
倉:1000m通過が59.0秒。当日の馬場状態を考えると、ほぼ平均ペースでの競馬。もちろん4角である程度のポジションからレース運びする必要もありましたが、完全なる読み違いでした。アルアインに関しては中団前の外目における競馬でVポジション対象馬。また、不利のあったシンザン記念以外落としておらず、まだまだ底を見せていない状態。これを軽視してしまったのは反省すべきポイントと見ています。
スーパー:倉本さんが解説された点ももちろんありますが、今年は2000mと言うより、1600m適性に近いモノが求められた印象です。アルアイン自体は父ディープインパクトですが、母ドバイマジェスティや母父を見てもベストは1600〜1800m。そして、2着のペルシアンナイトも母オリエントチャームや近親のゴールドアリュールなどからパワータイプで、かつ父ハービンジャーのスピードも兼ね備えた馬。1〜3着馬全てマイルで勝利している点から考えても特殊なレースになったと言えるでしょう。

ア:なるほど。確かに、2000m付近で好成績を残していた馬は軒並み上位に割ってくることが出来ませんでした。
倉:さらに言えば、スプリングS組と弥生賞組のレベルが一枚落ちていたということでしょう。上位人気馬は掲示板に1頭も絡まなかったですし、今年は他路線組の勝ち馬がやや上回った印象です。ただ、ダンビュライトは揉まれるとダメな馬なので、武豊騎手が上手く乗ったと思います。

ア:そういった状況を考えると、気になるのは2400mに距離延長した上で行われる日本ダービーです。上位3頭にはそれぞれ距離の面などで不安が出てくるはずですが、いかがでしょうか。
スーパー:アルアインとペルシアンナイトについては相当厳しいと見ています。先ほども解説したように、2頭ともにベストは1600〜1800m。ダービーではガラリと着順が入れ替わる可能性が高いと考えています。
倉:うーん。確かに同じような考え方です。ただ、他にこれといった馬がいないのも確か。他路線組と言えば、サトノアーサーぐらいでしょうし、皐月賞組でも注目出来るのはレイデオロとスワーヴリチャードぐらいでしょうか。

ア:今年の牡馬はレベルが低いと言われていますが、ダービーは混戦ですね。ちなみに1番人気7着のファンディーナの評価をお聞かせください。
倉:レース直前に枠が出た時点で懸念していた要素がそのままレースに出た感じ。それでも外に出すと踏んでいたのですが、勝ち馬にプレッシャーを掛けられましたね。揉まれた経験がないだけに、そこで折り合いを欠いて力を出し切れなかったと思います。次走スンナリ先行できれば巻き返しの可能性は高いですよ。
スーパー:ペースが早い競馬も初めての経験でしたし、今後変わってくると思います。

ア:なるほど。では、それぞれダービーで狙いたい馬を1頭ずつ教えて頂けますでしょうか。
倉:個人的には『レイデオロ』ですね。やはり今回は休み明けでのレースでしたし、2400mの距離に問題ない点やこのメンバー相手に一定の脚を使うことが分かる収穫のあるレースだったでしょう。次回は叩いた上積みもありますし、直線の長い東京コース。新馬戦での勝ちっぷりは物足りなさもありましたが、もちろん勝ち負けになるのでは。
スーパー:『スワーヴリチャード』です。今回は右回りや中山でのレースの中で一定の着順を取れたことは評価できるでしょう。ダービーでこその馬ですし、東京に替わって一変があると思います。

ア:ダービーはレイデオロとスワーヴリチャードに注目したいと思います。読者の方もぜひ、ダービーは上記の2頭に期待して欲しいですね。それでは最後に【クラシックにおける騎手の重要性】について倉本さんにインタビューしています。それをまとめておりますので、今後の予想に向けて参考にして頂ければと思います。

〜クラシックにおける騎手の重要性について〜
倉本匠馬
→やはり、今回のカデナとスワーヴリチャードが印象的だったと思います。カデナは京都2歳Sと弥生賞では完全に皐月賞を見据える競馬。ただ、今回は周りや枠順、展開などに惑わされる競馬で自分のレースを完全に見失っていたでしょう。
一方で、スワーヴリチャードは次走のダービーに向けても自分に競馬に徹するレース。今回はやや力及ばなかったですが、次走以降に向けて収穫があったと思います。
やはり、ダービージョッキーになる為には周りに惑わされない競馬も必要だと考えています。




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